ドイツ語圏ではSBB、フランス語圏ではCFF、
イタリア語圏ではFFSと呼ばれるスイス国鉄。
観光立国のスイスでの旅を更に便利にしてくれているのが、
このスイス国鉄の行っているReisegepäck(ライゼゲペック)と
呼ばれる手荷物輸送サービス。
滞在駅から目的地の駅まで手数料を払えば、
鉄道会社が荷物を運んでくれます。
これで移動中に途中下車をしても重いスーツケースをずっと持ち歩いたり、
コインロッカーに入れなくても身軽に旅ができます。
この手荷物輸送サービスの一つとして、
駅の窓口で飛行機のチェックインと手荷物預けができる
とても便利なシステムがあります。
対応している航空会社のチューリッヒorジュネーヴ発のフライトであれば、
フライトの前日に駅でチェックインし、座席を確定させ、
手荷物も預けることができ、搭乗券まで発券されます。
これで当日は手ぶらで空港に行き、
長いチェックインの列にも並ばずにそのまま保安検査場に向かうだけ。
是非日本にも導入してもらいたいぐらいの便利なシステムですが、
このシステムがこの12月13日の時刻表改正に伴い
一部変更されます。
対応航空会社の減少
まず今までは対応している航空会社がかなり多くあったのですが、
今後は基本的にスイスインターナショナル航空のみとなります。
(スイスインターナショナルの子会社であるエーデルワイス航空や、
グループ会社のベルリン航空系も一部路線は対応)
日本からスイスの唯一の直行便があるスイスインターナショナル航空を
ご利用の方はこれまで通りにチェックインが可能です。
料金は据え置きで預け入れ荷物1つにつきCHF22.です。
ちなみに対応しなくなった航空会社の利用者は、
最寄り駅から空港駅までのライゼゲペックサービスを利用することで、
これまで同様に空港までの移動時には
手荷物をご自身で運ぶ必要はありませんが、
空港駅で荷物を引き取り、チェックインor荷物預けをする必要が出てきました。
特に日本からの旅行者が多く利用するドイツルフトハンザ航空も
この対応しなくなった航空会社にあたりますので、
いままで利用していた方はご注意ください。
https://www.sbb.ch/en/station-services/services/baggage/check-in-at-the-railstation.html
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