雪解けとともに、この季節を待ちわびていた植物たちが次々と顔を出し始めました!!!
この季節の主役のひとり、クロッカス。
雪解けと同時に、群生する様は本当に見事です。
おしべの先端の三つに枝分かれしている部分がスパイス・ハーブとして使われるのは有名ですよね。
スペイン料理のパエリヤは有名ですが、スイスでも昔からサフランリゾットや、パスタのサフラン風味は料理を彩ってきました。
この小さな花から一つ一つ手摘みされるので、お値段もそれなり。
世界中でもっとも高価なスパイスのひとつでは、、、、、
もうひとりの主役は、セイヨウタンポポ。
日当たりのいい斜面を、徐々に標高を上げながら山肌を色づけていきます。
葉はカリウムが豊富で、むくみや泌尿器の感染症に用いられてきました。
今でもこちらでは、葉をサラダにまぜて食べられます。
少し苦味があって、いいアクセントになりますよ~
同じタンポポでも、こちらはフキタンポポ。
この和名は葉がフキに、花がタンポポに似ていたことからつけられたようです。
昔、フキは款冬(かんとう)と呼ばれており、このフキタンポポのつぼみを乾燥させたものが、款冬花(かんとうか)という漢方薬として用いられるようです。
西欧でも、花から葉まで気管支炎や喘息をはじめ百日咳、肺炎の症状に活用されてきました。
花は特に、子供用の咳シロップの原料になるそうです。
目も楽しませてくれ、体にも効能がある高山植物たち。
本当にありがたいですね~!!!
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