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グリンデルワルト、春の訪れ

2020年05月09日

5月に入り、自然の流れはどんどん時計の針を進めています。

シーズンになると通常はグリンデルワルトバスが運行するグリンデルワルトの村はずれ、オーバラーグレッチャーのバス停から、標高1,400m前後まで、高山植物の芽吹きを追いかけてみました!

タンポポ絨毯とアイガー!

ヴェッターホルンの裾野は艶やかになってきています!

ナデシコ科のシレネ・ディオイカ

牛さんたちも、気持ちよさそう

スイスアルプスの魅力の一つ。
高山植物は、季節に合わせて標高差1000m以上の全てで見ることができる!

今年は、雪解けも早く、4月の安定した温かい天候のおかげで、咲き始めは例年より少し早め。
村の標高1,030m前後から、まだ残雪の残る2,000m付近まで、それぞれの気候に合った植物が咲き始めています。

サクラソウ科のプリムラ・エラティオル、こちらでは春を開ける鍵と言われます

ムラサキ科のミオソティス・アルペストリス、ワスレナグサの仲間ですよ~

リンドウ科のゲンティアナ・クルシイ

キク科のベリス・ベレニス、日本ではヒナギクですね

キンポウゲ科のトロリウス・エウロパエウス、ひときわ目を引くかわいいボール状のお花、、、

ゴマノハグサ科のリナリア・アルピナ、小さな紫の中に目を引くオレンジ!

トウダイグサ科のエウフォルビア・キパリッシアス、和名はマツバトウダイ

カタバミ科、クローバーの花も満開!

アブラナ科のカルダミネ・プラテンシス

キンポウゲ科のカルタ・パルストリス、つぼみをマリネにしてケッパーにもできるるんですよ~

ヒメハギ科のポリガラ・カマエブクスス、和名ではトキワヒメハギ。甘~い香りが充満しています~

リンドウ科のゲンティアナ・ヴェルナ、“春リンドウ”です!

シソ科のラミウム・マクラトゥム、日本ではオドリコソウと呼ばれますね

タンポポも、綿毛が目立ち始めました

オーバラーグレッチャーからは、標高1,962mのグローセシャイデックまで観光バスが走っています。(現在は休止中)
そのバス道は、マウンテンバイクやEバイクにも大人気。
ハイキングコースもあるので、ハイカーにも人気のコースです。

途中、ミツバチの巣箱が設置されていました!
一つの箱に、女王バチが入ったようで働きバチが溢れていました。
グリンデルワルトのスーパーでは、地元でとれた高山植物のはちみつも売られていますよ~
お花が咲き乱れているので、ミツバチさんはご多忙の季節のようです。

 

春の味覚、つくしも生えていますが、、、スイスでは食べないようです。。。

ウンターラウヒビュールの分岐に到着!

標高差、200mほどのお散歩ですが、たくさんの高山植物の開花に出会うことができました!
振り返ると、ひときわナイフリッジが際立つアイガーが。

スイスは5月11日から、新型コロナウイルスに伴うロックダウン解除の第2弾に入ります。小中学校の休校解除、全商業店が営業を再開します。図書館や美術館の再開を当初の予定より前倒しし、飲食店も一定の条件で営業を再開。入国制限も一部緩和されます。

それでも公共の場での6人以上の集まりは禁止され、1000人以上の大規模イベントは8月末まで禁止されることになっています。
ソーシャルディスタンスは変わらず、営業再開後も2メートルの距離を空ける、衛生対策の順守は必須です。

一日も早く、新型コロナウィルスが解明され、予防薬、治療薬が開発されることを願って止みません。
それまでは、みんなでStay healthy!!!!!!!(健康で!)

 

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