スイスでは新型コロナウイルスに伴うロックダウン(都市封鎖)に対する次の段階の緩和措置が行われ、15日より、欧州連合(EU)・欧州自由貿易連合(EFTA)、英国からの入国が自由にできるようになりました。
例年通りの観光客の賑わいを感じるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。
それでも自然界は、誰かが見ていようといまいと、、、確実に時を進めています。
今回は、5月の終わりから6月終わりにかけて、標高2000m前後に咲き乱れる高山植物の主役をご紹介~。日本では開発が進むにつれ激減し、絶滅危惧種に指定されているそうですが、こちらでは群生します!!!!!
![](https://funswiss.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/794044ee3d6fc445ac60256f5634e7a9-1024x682.jpg)
ヴェッターホルンを背後に、、、
![](https://funswiss.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/471ed6b88519e986c9714389a7c0afaf-1024x682.jpg)
キンポウゲ科のプルサティラ・ヴェルナリス
最初は和名でハルオキナグサと呼ばれる、キンポウゲ科のプルサティラ・ヴェルナリス。
まだ他の植物が群生する前なので、地面に近いところで開花しても、誰にも邪魔されません!
全高5-15㎝で、全身が柔らかい毛に覆われています。
つぼみをさわると、モフモフです☆
続いて、濃いピンク色はプルサティラ・ハレリ。
![](https://funswiss.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/3b55dd9dd173c62e4dd9d7855cddda04-1024x682.jpg)
マッターホルンの先端が、、、
![](https://funswiss.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/5804482be7ff29eb34e19a45d7fa767a-1024x682.jpg)
キンポウゲ科のプルサティラ・ハレリ
こちらも白く長い軟毛に覆われています。
全高5-30㎝。
個人的には、背が低い子のほうがかわいらしく感じますね~☆
黄色もあります!
![](https://funswiss.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/aafc942498f6b60b0053ffc6de02afc4-1024x684.jpg)
キンポウゲ科のプルサティラ・アピフォリア
![](https://funswiss.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/0d4563f59886f4872ce153b3292853df-1024x682.jpg)
花弁はこんな形で順番に開いていきます!
この子は背丈も高く、群生するところでは一面!!!見事です。
全高10-40㎝。
![](https://funswiss.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/3a65ba72b467d0eefcb8d908e43a4e0b-1024x682.jpg)
キンポウゲ科のプルサティラ・アルピナ
こんな風に株で固まって咲くことも!一番背が高い種類で、全高20-50㎝。
![](https://funswiss.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/775845b3748fc0f04a68fa9b7671ebd2-1024x682.jpg)
花弁が落ちると、こんなもじゃもじゃに、、、
![](https://funswiss.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/502aab8c2194a73fd5d33e54ac086986-1024x682.jpg)
これぞ、オキナグサ!
咲いている姿がこんなにも美しいのに、和名ではオキナグサと言われます。
花が終わって伸びきった白いおしべを、老人の白髪に喩えて「翁草」と呼ばれるようになったそうです。人間も、年老いていくにつれ、名前が付けられるぐらいに魅力が増しますように~!!!
最新記事はこちらから。