今年はいままでと全く違う状況なので、、、普段は忙しくて、この時期に一緒に歩くことのない友人たちと、ハイキングへ!
せっかくなので、あまり普段は歩かないエリアへ行ってみました~
放牧された牛さんたちは、標高2,000m付近まで上がってしまったので、この周辺の小屋にはフレッシュなチーズだけがしまわれています。
夏の終わりに下りてくるまで、この澄んだ空気の中で保管されるチーズたちはどんな味でしょう。。。
本日の目的地はグレッチャーシュルフト。
グリンデルワルト下氷河が作った渓谷に向かって、アイガーの山肌沿いに下りていきます。
ここからアイガーの裾野に沿って歩くので、振り返ると雪のついた頂上付近がこんな形に!
見慣れた北壁とは異なりますね。
このU字渓谷上部に見えているのがグリンデルワルト下氷河の末端部分。
この氷河は、過去30年間縮小し続け、その速さは1年ごとに平均1メートルほど。
大きく削られた渓谷の底には、氷河融水が年月をかけて作り上げたグレッチャーシュルフトという渓谷が出来上がっており、渓谷沿いを歩くこともできます。(有料)
谷の両側にそそり立つ、磨き上げられたような岩壁は、いかに氷河後退のスピードが早かったのかを物語っています。
コカ・コーラ小屋という避難小屋があり、名前通りに空のコカ・コーラの缶がつるしてありました。名前の由来は、、、???
この渓谷から流れ出る川の流れと、周辺に広がるグリンデルワルト村全体を見渡せます。
地球の歴史を振り返ると、何度も繰り返し氷河期が訪れています。
人間の歴史は、それに比べると瞬きする間ぐらいなのでしょう、、、
アルピグレンから少し登って、標高差約700mの下り。
「どうして、こんな地形ができたのか?!」って考えながら、のんびり歩くのも面白いですね☆
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