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グリンデルワルト、黄葉

2020年10月28日

10月の半ばから11月にかけて、スイスアルプスも秋の彩で艶やかになります。

雪が付いたアイガーと紅葉する木々

村内も鮮やかになってきました~

気持ちのいい秋晴れに、広葉樹が多いエリアへお散歩に出かけました!

黄色やオレンジに紅葉する落葉樹

グリンデルワルトから少し標高を下げて、ツヴァイルチーネンからヴィルダースヴィルまでの紅葉ハイキング!電車で通り過ぎている人がほとんどでは?!

ツヴァイルチーネン駅、標高655m

さて、ツヴァイルチーネンからお散歩開始♪
いつもは、ミューレン方面に行く際に、乗り換える駅です。

電車で通り過ぎるにはもったい!!!!!!

太陽が当たるとさらに黄色とオレンジが眩しいっ!!!

アルプスから下ってきた牛さんたちも、まだこの標高で草を食べています。

見返り美人

とにかく艶やか!

この辺りの標高500m~700m付近は、ブナ、ナラ、カエデの仲間が紅葉/黄葉します。
夏の終わりの降雨量や、気温の下がり方によってばらつきはあるものの、だいたい10月に入ると木々が色づき始めます。

後ろにはメンヒとユングフラウ、、、のんびりお散歩♪

電車の駅ではツヴァイルチーネンからヴィルダースヴィル間に停車駅はありませんが、バスでのみアクセスできるグスタイグヴィラーという小さな村があります。

村の中心部にはカナダの国立公園を管理するParks Canadaから表彰を受けた記念碑があります。
1899年にこの村出身者を含む3名の山岳ガイドがカナダ太平洋鉄道に雇われてカナディアンロッキーへ赴いたことに由来します。

なぜスイス人山岳ガイドがカナダの鉄道会社に雇われたかというと、、、、
当時カナダのバンフを中心として鉄道を利用した観光が流行っていました。
その中にはカナディアンロッキーの山々に登る山岳観光もあり、
当時のホテルにはチェックアウトの際に支払いをするルールがありました。
しかし山に行ったまま遭難し帰ってこないお客様=ホテルの宿泊費が回収できない事態が度々発生します。これに困った鉄道&ホテルを経営するカナダ太平洋鉄道が当時既に山岳ガイドという仕事が発達していたスイスに目を付け、この村出身のガイドを雇い、カナダに連れてきました。
結果、登山にきたお客様は安全に登山が出来、無事に帰ってくるようになり、ホテルも代金を回収できるようになりました。

彼らがめざましい活躍をしたこもあり、今日のカナダでの山岳登山や観光が発達したという事を讃え、このレリーフが彼らの出身地のこの村にあります。
ちなみにカナダのバンフ国立公園内のレイク・ルイーズにも同様の記念碑があり、
またカナディアンロッキーにはグリンデルワルト出身登山家兄弟の名前がついた、「カオフマンピーク」という山もあります。

実はスイスとカナダには山で結ばれる強い絆があるんですよ~。

家の庭に花と一緒に飾られる戦闘車!?

水飲み場も鮮やかに

黄色のトンネル!

足元は艶やかな絨毯のように、ふわふわっ!!!

ヴィルダースヴィルの村が見えてきました~

ヴィルダースヴィルの旧市街にある木造橋

車両も通れます!

門番猫?!

築1509年の家を見つけました!!!日本なら鎌倉時代の家が、普通に使われていることに?!

掃いても、掃いても、次から次へと落ち葉が、、、笑

ツヴァイルチーネンからほぼ平坦移動のお散歩コースは、約1時間半。
たまには、インターラーケンからグリンデルワルトまでに途中下車し、寄り道してみるのも楽しいですよ☆

ユングフラウ鉄道と黄葉する木々

グリンデルワルトからクライネシャイデックにあがる登山電車が、黄葉する木々の中をゆっくり登っていきます。
現在、クライネシャイデックまでの電車は1時間に1本。ウェンゲンからも1時間に1本。
クライネシャイデックからユングフラウヨッホ間は30分に1本の間隔で、運行されています。

 

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