目の覚めるような青い氷河湖で有名なブリエンツ湖。
その湖畔から、山へ登る人気の蒸気機関車が走っています!!!
それは、ブリエンツ・ロートホルン鉄道。
ブリエンツ湖畔、鉄道駅から道路を渡ったところに山吹色の可愛らしい駅舎が立っています。
その中から、『シュッシュ、シュッシュ』と蒸気の上がる音が聞こえてきます、、、
ブリエンツ・ロートホルン鉄道は11台の蒸気機関車と3台のディーゼル機関車を所有。
湖畔から標高差およそ1700mのブリエンツ・ロートホルン山頂までを1時間かけて登っていくアプト式の登山鉄道です。
11台の蒸気機関車のうち8台が現役で、夏の間、観光客を乗せて時刻表どおりに山を元気に登っています!
ここのSL(蒸気機関車)の特徴は、傾斜があるところを走っているので水平を保つ機関車両の形と、登りは後ろから客車を押し、下りは先頭で客車を抑えながら下っていくので常に機関車両が、客車より下に位置しています。
現在1軍で走っている第三世代のSL12~16号機(1992/96に作られた)は、創業100周年を記念して導入された初の重油焚き蒸気機関車です。
中間駅で、水の補充。
水は、この標高を登っていくのに205度以上に熱せられて蒸気となり、このSLの原動力となります。
タンクが小さいので、途中での補充は大切な作業。
これだけの標高を登っていけるのも、アプト式のラックレールのおかげです!
ここでは、日本でも採用されているアプト式の2枚板のラックレールが使用されています。
スイスの技師カール・ローマン・アプト(Carl Roman Abt )によって考案された方式です。
ブリエンツ・ロートホルン山頂駅から、30分ほど登っていくとパノラマ展望台があります。
この夏は改装工事でクローズしていましたが、クルムホテルもあるので、ここに宿泊することも可能なんですよ~!!!この絶景を独り占めできます☆
1891/92年の創立当時の機関車5台は現在も使用されており、うち2号機と5号機が毎週水曜日と土曜日にスチームソーセージクルーザーとして現役で走っています!※要予約
1891年に作られたこの5号機は石炭で走ります。
パワーが少ないので客車も一つのみ、最大50人まで運べるそうです。
ベテランの運転士は『彼女は古いけど魅力的』と嬉しそうに、いろいろ説明してくれました~www
ゴンドラやロープウェイが建設され、あっという間に高いところへ上がれるような便利な時代ですが、振動を感じながらゆっくり登山鉄道で山に登るのも違った楽しみと、魅力を味わうことができますね。
スイスの鉄道旅、まだまだ魅力的な鉄道が走っていますよ!!!!!!!
そんな魅力に触れる旅、お作りします☆
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