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スイス鉄道旅、ブリエンツ・ロートホルン

2022年10月07日

目の覚めるような青い氷河湖で有名なブリエンツ湖。
その湖畔から、山へ登る人気の蒸気機関車が走っています!!!
それは、ブリエンツ・ロートホルン鉄道

ブリエンツ駅前

ブリエンツロートホルン鉄道駅舎

ブリエンツ湖畔、鉄道駅から道路を渡ったところに山吹色の可愛らしい駅舎が立っています。
その中から、『シュッシュ、シュッシュ』と蒸気の上がる音が聞こえてきます、、、

蒸気機関車とパノラマワゴン

ブリエンツ・ロートホルン鉄道は11台の蒸気機関車と3台のディーゼル機関車を所有。
湖畔から標高差およそ1700mのブリエンツ・ロートホルン山頂までを1時間かけて登っていくアプト式の登山鉄道です。
11台の蒸気機関車のうち8台が現役で、夏の間、観光客を乗せて時刻表どおりに山を元気に登っています!

標高をあげるとすぐに湖が見えてきます

1992/96 に作られた第三世代のSL12号機は、創業100周年を記念して導入された初の重油焚き蒸気機関車

ここのSL(蒸気機関車)の特徴は、傾斜があるところを走っているので水平を保つ機関車両の形と、登りは後ろから客車を押し、下りは先頭で客車を抑えながら下っていくので常に機関車両が、客車より下に位置しています。

現在1軍で走っている第三世代のSL12~16号機(1992/96に作られた)は、創業100周年を記念して導入された初の重油焚き蒸気機関車です。

林の中の緑のトンネルを抜けて、、、

あっという間にブリエンツ湖が眼下に、、、

まるで宝石のような目の覚める青色のブリエンツ湖

標高1.341mの中間駅に到着

水の補充中

中間駅で、水の補充。
水は、この標高を登っていくのに205度以上に熱せられて蒸気となり、このSLの原動力となります。
タンクが小さいので、途中での補充は大切な作業。

更に標高をあげていきますよ~

途中、複線部分ですれ違い

1996年に作られた第三世代の14号機

こんなところを登っていきます!

これだけの標高を登っていけるのも、アプト式のラックレールのおかげです!

アプト式のラックレール

ここでは、日本でも採用されているアプト式の2枚板のラックレールが使用されています。
スイスの技師カール・ローマン・アプト(Carl Roman Abt )によって考案された方式です。

もうすぐ山頂!

ブリエンツ湖と氷河を抱いたアルプスまで見えてきました!

車窓からのアイガー(中央)、メンヒ(中央右奥)、ユングフラウ(右)

山頂2,266mに到着!周辺のハイキングコースもたくさんあります!!!

山頂でのお散歩~

ブリエンツ・ロートホルン山頂駅から、30分ほど登っていくとパノラマ展望台があります。
この夏は改装工事でクローズしていましたが、クルムホテルもあるので、ここに宿泊することも可能なんですよ~!!!この絶景を独り占めできます☆

山頂から見る絶景☆

 

1891/92年の創立当時の機関車5台は現在も使用されており、うち2号機と5号機が毎週水曜日と土曜日にスチームソーセージクルーザーとして現役で走っています!※要予約

1891年に作られた5号機

1891年に作られたこの5号機は石炭で走ります。
パワーが少ないので客車も一つのみ、最大50人まで運べるそうです。
ベテランの運転士は『彼女は古いけど魅力的』と嬉しそうに、いろいろ説明してくれました~www

蒸気で蒸されたソーセージ

このために作られるラックレール型の特注パンと一緒に、いただきます♪

ゴンドラやロープウェイが建設され、あっという間に高いところへ上がれるような便利な時代ですが、振動を感じながらゆっくり登山鉄道で山に登るのも違った楽しみと、魅力を味わうことができますね。

スイスの鉄道旅、まだまだ魅力的な鉄道が走っていますよ!!!!!!!
そんな魅力に触れる旅、お作りします☆

 

 

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