レマン湖畔を中心に限られたエリア、限られた時期に群生する野生のナルシス。
山肌を一面真っ白に染める姿を見て、「5月の雪」とも呼ばれます。
今回はモントルーから登山列車に乗り換えて、標高1000m付近まで登って、散策へ。
レマン湖畔のリヴィエラ街道を背景に広がる、野生のナルシス畑。
訪れる時期によって、花の開花標高が異なるので、インターネットでの事前チェックは重要です!
野生のナルシスが群生するエリアには、このマークが案内してくれます。
散策後は、麓に戻って、いざお祭りへ!!!
1897年から1957年まで、モントルーで毎年行われていた“ナルシス祭り”。
乱獲でナルシスが激減し、そのお祭りは中止。
以来、長年の保護活動のお蔭もあって、野生のナルシスが徐々に増えていき、
とうとう今年58年ぶりに復活!!!
隣村のヴヴェイで、フォルクローレダンスとアルプホルンの見事な演奏で、
お祭り雰囲気にスイッチがON!
地元の子供たちも、ボランティアでお祭りに参加。
匂いにつられて足を向けてしまう屋台も数々。
お祭りのメインイベントはモントルーのメインストリートを練り歩くパレードです。
各村の代表が、様々な工夫を凝らして生花で飾り立てた“スイス風の山車”が華やかなこと!!!
たくさんの子供たちも、手造りの衣装、道具をもって行進していました。
野生のナルシスも、ところどころに使われています。
きっと昔は、これらのお花全部がナルシスだったのでは、、、、
みんな、上手に工夫して“ナルシスの花”を作り上げています。
5月中旬から、開花に合わせてハイキングのイベントなどを企画し、
最終土曜日の5月30日に行われた盛大なパレード。
58年振りということもあって、懐かしんで参加する人、噂では聞いていたけれど、初めて見る人。
観光客だけではなく、地元の人も一緒になって楽しめたお祭りとなりました。
たまたま、企画する旅行日程とかぶることもあるかもしれません。
あるいは、こんな地元のイベントに参加するつもりで企画する楽しみもあるかもしれませんね。
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